マウンテンバイク(MTB)とクロスバイクの違いとは?特徴や選び方を詳しく解説
- 2023.06.21| ブログ
マウンテンバイク(MTB)ってどんな自転車?
幅の広いフラットハンドルにゴツゴツとしたぶっといタイヤとサスペンションが搭載された、車で例えると4WD車を彷彿とさせるスポーツバイクがマウンテンバイク(MTB)です。
その名の通り山を駆け巡る為に開発され、1970年代のアメリカにて、当初はビーチクルーザーに多段ギヤをつけて山を降ったのが始まりです。
ギヤ数が多くあらゆる道を走破できるので、軍用自転車や災害時でも荒れた道路の行き来など、環境が悪くなっても対応できるのが最大の特徴です。
また、悪路走行による泥詰まり回避や雨天時の制動力向上を目指して、いち早くディスクブレーキが搭載されたのもMTBが始まり。
過酷なMTBレーシングシーンで培われたパーツ達が製品化されているバイクカテゴリーの中で最も牽引力があります。
太いタイヤによる乗り心地の良さや親しみやすさから、オフロードのみならず舗装路の街乗りでも人気です。
競技種類も多くの種目が存在し、前後にサスペンションを構えるなど、それぞれに特化したモデルがあります。
大きく分けて5つのカテゴリーに分けられます。
●ハードテール
フロントのみにサスペンション搭載
●フルサス
前後にサスペンション搭載
●XC
登りメインで、そこそこの降りもこなせるMTB
●AM
降りをメインとし、ちょっとした登りもこなせるMTB
●DH
激しい降りオンリーのレースモデル
登坂に強い、軽量、サスペンションストローク短い>>ハードテールXC、フルサスXC、ハードテールAM、フルサスAM、ダウンヒル<<ハードコース、降りに強い、サスペンションストローク長い
マウンテンバイク(MTB)とクロスバイクの違いとは?
クロスバイク
クロスバイクは街乗りや通勤・通学などの普段使いからサイクリングまで、どんな用途でも使いやすい自転車です。
速く走れるロードバイクに近い走行性能と、フラットハンドルに太めのタイヤ装着に併せてディスクブレーキ搭載と、安全・安定感が合わさっています。
街乗りしやすいように設計されており、車種によってはカゴや泥除けなどの装備させることができます。
幅広い実用性の高さがクロスバイク最大の特徴です。
マウンテンバイク(MTB)
未舗装道路走行をメインとして誕生したマウンテンバイク (MTB)は、オフロードと呼ばれる凹凸の激しい悪路を走ったり、勾配のきつい山道を登ったり降ったりすることが得意な自転車です。
劣悪な天候や路面状況下でも安定して走れる性能を持っています。
フロントには、 凹凸の激しい道でも快適に走行できる様に衝撃を和らげたり、路面にタイヤを押し付け滑りにくくするサスペンションが付いているのも特徴です。
選び方のポイントを用途別に解説
タイヤの太さ
自転車のタイヤは太い(38~)ほど安定感が高く、乗り心地も良くなります。
また、細いほど(28~32mm)スピードを出しやすいです。その代わり乗り心地は悪くなります。
マウンテンバイク(MTB)のタイヤはクロスバイクより太くてゴツゴツしています。
オフロードや山道のようなみ舗装道路、悪路でも安定して走るためです。
クロスバイクは、MTBほど太くなくロードバイク程細くないシティサイクルに近いタイヤ幅が使われます。
街中での段差や溝にも対応できる安定感とスピードを両立させるためです。
ハンドルの幅
クロスバイクとマウンテンバイク(MTB)は同じフラットバーを採用していますが、マウンテンバイクのほうが横幅が広いです。
ハンドル幅が広いと、悪路のガタガタした道でも腕が横広がりになる事で暴れるハンドルを抑えて安定して走れます。
一方クロスバイクは、肩幅より少し広いシティサイクルに近い、街中でも使いやすい実用的なサイズです。
フルサスペンション(前後搭載)マウンテンバイク(MTB)ついて
やや高額帯のこのカテゴリーは、最高の乗り心地良さを提供してくれます。
同時に路面からの振動吸収性や強力な前後タイヤグリップの向上と共に、初心者の方でも足りない技術を自転車任せに走れてしまいます。
登坂の多いクロスカントリーレース(XC)では、路面からの突き上げ時に作動し、ライダーのペダリングでは、リヤサスの沈み込みに影響し難く、手元で動きをロック出来るなど。
下り基調のエンデューロ競技、激しい下りオンリーのダウンヒルレース(DH)になるにつれ、サスペンションのストローク量も大きく増え、タイヤも幅広でゴツくなり重量も増加します。ダイナミックな走りをサポートすることができるのです。
サスペンションの進化に共にレースシーンで培われた実績を基に、年々バージョンアップされております。
街乗りするならどっち?
アスファルト走行について、これまでは一般的にクロスバイクのほうが速く走れていました。
クロスバイクはマウンテンバイク(MTB)より車体も軽量で、路面との摩擦が少ない細いタイヤを装備しているため、スピードを出しやすいとされてました。
が、昨今の29erという大口径ホイールのマウンテンバイク (MTB)の登場により、転がり抵抗の軽さ(車輪径が大きくなるほど軽くなる)から舗装路での巡航スピードが上がり、サスペンション装備も相まって段差などの障害物の乗り越えが楽になるという理由で...安定&タフでスピーディな走りを求めるなら、29er装着のマウンテンバイク(MTB)という選択もアリです。
問題は駐輪場。駐輪を断られたりする場合もあるそうで、軽量な車体と実用的なハンドル幅、通勤、通学用途で管理されている駐輪場を利用するならクロスバイクをおすすめします。
おすすめのクロスバイク&マウンテンバイク(MTB)をご紹介
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